天台大師というお方が仏様のみ教えにお出会い出来るのは、本来難しいことだと仰せになられています。
1,仏様がこの世にお出ましになられることは難しい。
2,仏様がみ教えをお説きくだされたことは難しい。
3,仏様のみ教えが聞き伝えられ経典として残っていることは難しい。
4,仏様がみ教えが他国の言語に訳されていることは難しい。
このように私たちが何気なくご信心をしているようでも、み教えをいただくのは本来難しいことで、そのみ教えにお出会いできたご縁を喜ぶことが大切です。
小才は縁に逢って縁に気づかず、中才は縁に逢って縁を活かさず、大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活かす
これは柳生 宗矩の言葉とのことですが、お互いに他の方との縁を大切に、人びとの幸せを願い、み教えとのご縁を結ばせていただきましょう。