「水の流れと身の行方」とのことわざがあります。
水の流れも人の行く末のどちらも、先が分からないことのたとえだそうです。
私たちお互いは、一寸先が闇の世に暮らしていますから、明日はどうなるか分かりません。
そして、分からない明日のために、いろいろな努力をしましても、そこには限界があるものです。
特に、今生の一生を終えた後、先の世のことなど、私たちには計り知れないものです。
ご信心を第一に毎日を過ごして参りますと、見えない明日が見えて参ります。御法様のお力が、目には見えなくても、お計らいとして必ず実感することができます。
まずは、その日一日の中で、口唱信行を実践させていただきましょう。
御教歌
「しれてあることのやうにてしられぬは
水のながれと人のゆくすゑ」