新本堂への思い②

10月31日(土)、新本堂に日蓮聖人の御尊像をお迎えした。

新本堂大御本尊の開眼(御本尊にお魂を入れる儀式)

新本堂大御本尊の開眼(御本尊にお魂を入れる儀式)

お教務さんのみで行われ、とてもおごそかな雰囲気。

御本尊御開眼後、お教務さんが隊列を組み、御尊像を8名の若手教務さんによって、慎重にお運びする。

御遷座の様子

隊列の周りには、この日を待ち望んでいたご信者さんで埋め尽くされた。

御遷座の様子

 

 

 

この大事な瞬間を撮影しようと必死なひと。

合掌して祈っているひと。

不安そうに見つめるひと。

 

 

 

色々な人の思いが飛び交う中、隊列は進む。

 

そして、新本堂へ….

御遷座の様子 御遷座の様子 御遷座の様子

日蓮聖人の御尊像を安置して、数名の教務さんによって、手際よくオカトウとお綿をかけた。

そして、住職川口日智上人のご唱導のもと、御尊像、門祖・開導聖人、十界諸尊の開眼が行われ、教務、信者ともにお題目口唱をさせていただく。

お看経

最後に、上から見た新本堂

新本堂新本堂

今回の新本堂設計に関わった者として、改めて素晴らしい御宝前が完成したと思います。

改修に関わった、教務師、ご信者さん、そして鹿島建設のみなさんに心より感謝申し上げます。

この御宝前がより荘厳となるよう精進して行く所存であります。

渋谷、代官山に来たら、是非ともお参詣下さい。
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新本堂への思い①

待ちにまった、乗泉寺新本堂が完成し、以前よりもさらに荘厳となった御宝前が姿を現した。

振り返ってみると、この本堂が最初に建立されたのが、昭和39年。今から、51年前のこと。当時、乗泉寺ご住職で、佛立第15世講有田中日晨上人(私の師匠)は、21世紀のご弘通にふさわしい寺院になるようにと、一流の建築家や職人に依頼して、本堂を完成させた。

しかし、21世紀を迎えようとしたその矢先、ある一部からの指示のもと、御宝前が作り変えられてしまった。日晨上人の思いが詰まった御宝前の姿が消えてしまい、私は落胆し途方にくれた。末弟として、師匠の思いが込められた御宝前をいつか取り戻すことが悲願であった。

今回の本堂改修にて、以前と同じような本堂(まだ、イスがなく、正座してお看経した時代)が作成出来たらの一念でメンバーに入れていただき、色々とご面倒をおかけした。工事関係者に本当に感謝している。

日晨上人が荘厳なさっていた佛立第3世講有日随上人、ご染筆の御本尊や御尊像、十界の諸尊などがお出ましなり、今は感無量である。

是非とも、荘厳になった御宝前を見ていただきたいと思う。

新御法前

                  新御宝前

佛立第三世講有日随上人が御染筆された、力強い堂々たる「南無妙法蓮華経」の大御本尊を中心に、5枚重ねのお綿をかけた存在感のある高祖日蓮大聖人の御尊像(御尊像の下は免震構造となっている)、右脇のお厨子には門祖日隆聖人、左脇のお厨子には開導日扇聖人のお像が安置されている。

門祖日隆聖人

門祖日隆聖人

開導日扇聖人

開導日扇聖人

十界の諸尊(右側のお厨子)

十界の諸尊(右端のお厨子)

乗泉寺歴代住職のお位牌・写真(右端お厨子)

乗泉寺歴代住職のお位牌・写真(左端お厨子)

本堂改修特別御有志者の氏名が刻まれたプレートが収められている。

人天蓋(にんてんがい)

人天蓋(にんてんがい)

日蓮聖人の頭にかけられたお綿の形をまねて作成された。

決して、恐竜の骨ではありません(笑)

吊灯籠(つりどうろう)

吊灯籠(つりどうろう)

ガラスと木のブリック

ガラスと木のブリック

御宝前後ろに積み重ねられた、ガラスブリックと木のブリック。

ブリック設置

ブリック設置

ガラス・木のブッリクをはめる前

ブリック設置

ブリック設置

  こんな風にはめられ、それが何段も積み重なっている。

 

数ヶ月前までは….

改修工事

改修工事

改修工事

改修工事

改修工事

改修工事

御本尊や御尊像を支える鉄骨

足場

足場

次回は、御遷座式の様子を紹介します。

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用心(気をつける)ということ

何事にも用心(気をつける)ということが、非常に大切と感じます。

例えば、食事で野菜を先に食べるか、後にするかで、体につく脂肪の量が違うといいます。

ですから、ダイエットしている方は、そういう用心(気をつける)ことが大切です。

先のスケートのカナダ杯で、羽生結弦選手のコメントに感動しました。

ショートプログラムの出来が、予想に反して6位の出足でした。

「悪い処は分かっています。良い処も分かっていますので、明日のフリーではその悪い処を修正してのぞみます」と語っておられました。

そして、フリーでは前日の悪い処を見事にカバーし、総合2位、銀メダルを得ました。

世界で活躍する人の心得は、さすがに一流と言わせるものでした。

だからこそ、いつの試合でも私達に感動を残してくださるのですね。

がむしゃらに何でもやればいいという事ではないのですね。

佛様の教えに、因果の道理があります。

原因なくして結果は出ない。

何でもやればいいという事ではなく、やはりその結果の良し悪しは、用心(気をつける)をしながら進んでいかねば、良い結果は出ないのです。

 御教歌

 こゝろして ひけばこそなれ 露深き

           秋の山田に かくる鳴子も

 お互い用心(気をつける)しながら、日々の生活を営んでいきましょう。

 

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