臨終の夕べ

先日、NHKスペシャルにて、「人間の死について」の話題が取り上げられており、興味深く視聴させていただきました。

番組では作家の立花隆さんが、自ら病を患い死を間近に感じるようになったということで、以前より取材を続けてきた死後の世界にあらためて興味を抱かれ、死を迎えた時に人間の脳はどのような状態になるのか等、いろいろな分野の研究者に最新の研究内容を聞かれていました。

その中で、臨死体験の研究についても取り上げられており、死を迎える直前の人間の脳の状態がどのようになっているのかということが取り上げられていました。

臨死体験を経験した方の多くは、現世で味わったことの無いような幸福感に包まれる言われていました。何でも、人間の脳が死を迎える直前に幸福感を味わうことができるよう、設定(上手く表現できないのですが・・・)されているとのことでした。

また、別の見方では、臨死体験は生前の記憶などが見えたもの、つまり夢を見ているようなものと解釈をしている研究者もいるそうです。はっきりとした結論は出ていないということではありましたが、私たちはどこから来たのか、死後どこへ行くのか、といった疑問について、科学的なアプローチの一端を見ることができました。

お祖師様・日蓮聖人は、「先(まず)臨終の事を習て後に他事を習べし」と仰せられております。ですから、現世ばかりに気を取られるのではなく、過去世・現世・未来世と流れる因果を見渡さなくてはならないのです。

しかしながら、私たち凡夫には、三世を見渡すことなど到底できるものではありません。そこで、私たちは三世を見渡された仏様の御智慧をいただく、つまりお悟りの全てがこめられた上行所伝の御題目をお唱えさせていただくことが肝心なのでございます。

死後どうなっていくのか、自分の浅知恵では何もわかりません。それどころか、不安ばかりを感じてしまい、ついには絶望感になってしまうことにもなってしまいます。また、「死後のことなどどうでもいい」と考え、現世ばかりのことに捉われて、好き勝手な振る舞いばかりをしていては、因果の道理から考えても、来世はろくなことになりません。

やはり、素直な心でご信心をさせていただき、仏様の御智慧に寄り添っていくことが大切です。そして、先の世までも御守護をいただけるという幸福感を持って、臨終の夕べを迎えられるよう、勤めていきたいものです。

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