安全第一

決算期が近いということもあってか、ここ最近道路工事をよく見かけます。
工事といえば現場で働く人たちが「安全第一」と書かれたヘルメットをかぶって作業に取り組んでおられますが、この「安全第一」に疑問を抱いたことはありませんか?

工事にはアスファルトカッターや、ランマーといって地固めをする危険な重機などがたくさん使われております。つまり危険といつも隣り合わせなわけで、安全第一なんていっていれば、工事が全然すすまないのではないかと考えたのです。

そこでインターネットで「安全第一」について少し調べましたら、実は「安全第一」に続いて「品質第二」「生産第三」という標語があったことを知りました。

1900年代の初頭、アメリカ国内では不景気の煽りを受けて、「生産第一、品質第二、安全第三」という考え方が一般的で、労働者たちは劣悪な環境の中におかれ、危険な業務に従事していたそうです。

その結果、多くの人々が労働災害に見舞われて、怪我をしたり、生産力が低下したり、品質が下がってしまい、労働力に負の連鎖が発生してしまったというのです。

当時、世界有数の規模を誇っていた製鉄会社、USスチールの社長は、「安全第一、品質第二、生産第三」と考え方を抜本的に見直し、安全に重点を置いたことにより、従業員が怪我をしなくなり、かえって品質も生産も向上したという裏話があったのです。

なるほど。安全第一というのは、なにも安全だけというのではなく、安全に重点を置いたうえで、作業に取り組むということなのかと納得が出来ました。

ご信心でも「信心第一」と教えて頂きますが、これもただ信心だけしていれば良いというのではなく、日々の生活における優先順位を見つめ直し、自分のことよりもご信心のことを優先すれば、自然と私たちの生活が向上することを、教えていただいているのでしょう。

ご信心は自分や家族を災難から守って頂き、平穏無事な生活を送らせて頂くためものですから、まずはご信心を優先することが、かえって自分自身の幸せにつながる元になるのです。

しかし、とかく私達は、欲の心に負けてご信心を後回しにしがちであります。たとえば、朝夕の御看経にしましても、家庭の用事を済ませてから御看経をさせて頂こうとか、少しテレビを観てから御看経を上げさせて頂こうと考えたりしてしまいます。こういったときは、信心第一という考えを忘れている時で、欲中心の考え方にとらわれている時なのです。

何かと忙しくなってきますと、どうしても信心第一の精神を見失いがちです。そこで、毎朝お寺参詣をして、御法門を聞いて欲の心に負けない強い信心を養うことが大切なんだと、あらためて工事現場の安全第一という標語から学ばせていただきました。

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