山口県萩市から国道191号線を長門市方面に約1時間くらい走ると、金子みすゞさんの『ふるさと』である漁師町、仙崎湾に到着する。金子さんは明治36年この地に生まれ、こよなくこの仙崎の町を愛したという。
当時の仙崎は今よりももっと漁業が盛んで町は活気にあふれ、とくに『おおばいわし』の収穫時期になると夜から明け方にかけて、海には漁船が所狭しと並び、1キロに及ぶガス灯の明かりをたよりに、子どもまでもが総出で網を引いたといい、その姿は、まるで祭りのようだったという。
そんな金子さんの童謡集の中にある一つが次の『大漁』という詩だ。
『大漁』
朝焼け小焼けだ
大漁だ
おおばいわしの
大漁だ。
浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
いわしのとむらい
するだろう。
※金子みすゞ童謡集 ハルキ文庫より
小中学校の教科書にも掲載されている有名な金子さんの詩であるが、現代の私達日本人が失ってしまった、自然への思いやりや暖かな心を持つことの大切さを金子さんは数々の詩を通じて私達に教えてくれているのだと思う。
金子さんは3歳の時父親を失ない、結婚をされてからも夫に詩を書くことを反対されたり、多難な人生を歩まれた金子さん。誠に残念なことに26歳の若さで自らの命を絶たれこの世を去るのだが、生涯に残された詩、512編の中すべてに、今も金子さんが生き続けているような気がする。金子さん、本当にありがとう!
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