素朴な疑問に答えます!〜質問コーナーQ &A

Q1、お寺のマークの意味は?

A、佛丸と言います。本門佛立宗(御開講当時は本門佛立講)を開かれた長松日扇聖人が考案されたデザインで、「佛」と「立」という字を上下に配置し、図案化してあります。

 

Q2、本門佛立宗の「本門」ってどういう意味?

A、諸経の王と言われる「法華経」には、迹門と本門とがあります。

迹門とは、仏様自らが永遠の真理を説かれる前半部分。本門とは仏様が全ての人を救うために、仏様の亡き後に一番弟子である上行菩薩(高祖日蓮大士)に、その使命を託される重要な部分です。                         

佛立開導日扇聖人は、この「本門」にあらわされる人助けの精神を受け継ぐべく「本門佛立宗」と命名されました。

 

Q3、お講師方の髪は何センチになったら剃ったり刈ったりするなど、規程があるのですか?

A、乗泉寺では「髪は三日に一度は剃る」という伝統がありました。かつて出家することを「落飾」と言いましたが、読んで字のごとく、髪と共に飾る心(欲心)を捨てて、仏門に帰依することを意味しています。                     

私たち教務も、自らの欲に負けず、仏道修行に精進することを、形の面からも表すように心がけています。

Q4、お講師のお袈裟の色の違いって?

A、教務(当宗でいうお坊さんの呼び方)にも僧階というものがあります。                          人助けの御奉公実績を重ね、そのために必要な学問を修めた人は、その僧階が上がり、衣の色も変わっていきます。  

始めは黒い衣に白い麻のお袈裟。次には白の衣に紫のお袈裟。そして緋色のお袈裟と変わっていきます。しかし御奉公は臨終のきわ、今生の命尽きるまで続きますから、一同油断することなく、日々修行に励んでおります。