門祖会での御利益談発表

ありがとうございます。

本日、門祖会第一座において御利益談が発表されましたので、内容を以下に紹介致します。

ありがとうございます。昨年お教化になった娘夫婦の、入信から御本尊奉安にいたるまでの経過を御披露させていただきます。

日晨上人御二十七回忌ご正当の昨年8月の初め、受持ちお講師より何としても御祥月命日までに、娘夫婦を教化するようにとお折伏をいただき、ご弘通御本尊をお預かりいたしました。娘夫婦の家には、他宗の大きな仏壇があり、その中にご両親のお位牌が並んでいるので、なおさら婿さんに言いそびれ、思い悩みながら自宅の御法前に、奉安のためご安置してある御本尊に向かって、早く奉安できるようにと御祈願しておりました。

ほどなくして、区画整理で建築中の等価交換のマンションが完成し、娘夫婦は入居致しました。家具の整理の手伝いのため新居に伺うと、何と、もとの家にあった仏壇は置いたまま、「お位牌だけ持ってきた」と言うのです。整理ダンスの上を見ると、ご両親のお位牌だけが置かれていました。

「これはお計らい。」と感じた私は、決定(けつじょう)して「新しいマンションに入ったのを機に、御本尊をお祀りしてご信心をしなさい。お戒壇は引っ越し祝いに私がご有志でプレゼントするから」と娘に勧めました。かつて青年会の御奉公をしていた娘は、快く入信書を書いてくれましたが、考えてみると、娘は良くても婿さんにどのように承諾してもらおうかと悩み、躊躇して、そこから先に進まずズルズルと日が過ぎていきました。

そうこうしている内に、痛めていた足をさらに痛めてしまいました。「足を怪我してしまい、お参詣御奉公ができなくなりました。」と、受持ちお講師に申し上げると、すぐにお助行してくださいました。その時お講師が、「これは信心で受け取らせていただくと、娘さん宅の御本尊奉安を早くさせていただきなさいという、御宝前からのお折伏ですよ」と申されました。

ハッと気付き、さっそく仏具屋さんに行って、マンションに合うお戒壇を決め、12月3日、お戒壇を安置させていただき、同時に御本尊さまを奉安させていただきました。ホッとしてマンションをあとに外に出た帰り道、「強引過ぎたかな、婿さんが会社から帰ってきたらなんて言うかな。」と、内心不安でドキドキしながら帰宅しました。

夜、婿さんから電話が入り、「あんなに立派な仏壇をいただいていいのですか。それに、両親の位牌も綺麗に並べていただき、ありがとうございます。」と、丁寧にとても喜んでくれました。それを聞いて、私も大いに安心致しました。

お蔭さまで、御宝前からのお計らいをいただき、足の怪我の回復も予想以上に順調に回復しております。これからは、娘夫婦のご信心の育成に気張って、若い世代のご信者が一人でも多く増えるように、力を注いでいきたいと思っております。

有り難うございました。(K.K) 

以上が体験談の内容です。

今年の御会式では、各座ごとに御利益談がご披露されます。ぜひ、御利益をいただかれた方の生の声を聞きに、明日も乗泉寺の御会式にお参り下さい。


お講師のお供でお助行をして感動

ありがとうございます。先日、二日間にわたり、御講師のお供をさせて頂き、部内の訪問・御挨拶の御奉公にまわらせていただきました。

一月二十三日は、思いがけず十軒のお家に御挨拶をさせていただくことが出来ました。家の確認もしていなければ、お会いしたこともない方もいらっしやいましたが、皆さん、昼間にも関わらずお家にいらっしゃり、お会いすることが出来ました。

御講師のお供をさせていただいていると、「妙不可思議な力」が働いているのがよくわかります。

二月四日は、三軒のお家に御挨拶をさせていただくことが出来ました。帰宅して、ありがたくて、御礼の御看経をさせていただこうと思ったら涙が止めどなくあふれ出てきました。

私は、初めての御奉公の感動を直ぐに信友にメールで送りました。信友はそのメールに「ありがたいっ!」という件名を付けてあちこちの信友たちに転送し、再び「感動」の返信メールが届きました。「感動」は「感動」を呼び起こし、私の喜びも倍増いたします。

このような信友たちと出会えた果報に感謝し、御奉公にも拍車がかかります。

私は、二日間の御助行を通じて、「御講師の御信者さんへの対応」がとても勉強になったことと、「とにかく行動を起こすこと」「こまめに足を運ぶこと」の大切さに気づくことが出来ました。総祈願の項目にあります「班長助行促進」の第一歩として、いつも「改良」と「ていねいで思いやりのある御助行」を心がけて、「本当の人助けの御奉公」をさせていただけるように、精進して参りたいと思います。

ありがとうございます。(T.N) 

考へてみればみる程不思議なり 妙は仰で行ずるぞよき

平成22年発行 御利益談集「涌出」より

 


開門参詣でいただいたご利益

私の同居している姉次女が頂いたご利益です。次女は平成19年に東久留米市の大腸検査を受けました。その時、肺にガンが見つかりました。すぐに入院して詳しい検査をした所、「あと3ヶ月か3年か分からない」と病院の先生に言われ、不安な気持ちをかかえたまま治療を受けることにしました。

同じく同居していた一番上の姉は寝たきり。私はC型肝炎と両足を手術し歩くこともままならない状態でした。そんな時の次女のガン発見で、お先真っ暗になりました。ガンが見つかってすぐ治療をスタートし、一番最初は抗癌剤、少し日にちをあけて放射線と苦しい治療の副作用で髪も抜け落ち、本人も辛い治療が続きました。

そんな次女の治療の最中に一番上の姉が亡くなり、私が信心を引き継ぎました。平成21年1月に入信し、「今の不安から何とか抜け出したい」「次女が居なくなってしまえば私一人になってしまう」という心細さから、「次女のガンが無くなります様に・・・」との想いを込めて朝参詣(開門参詣)をさせていただくことにしました。東久留米の坂の下から歩いてのお参詣ですので、足を手術して曲がらない私にとって、最初の内は大変辛いお参詣でした。雨や風の強い日は片道40分かかったこともあります。

ですが、次女や、周りの人たちのささえで、今でもお参詣は続けさせていただいております。おかげ様で、次女のガンは平成21年夏頃から薄くなり始め、平成22年2月の検査で、「肺ガンは消えている」と言われ、先生もビックリされていました。

朝参詣と、毎日かかさずのお看経、体の中はお供水と、御法様にこちらから近づいてお願いすれば必ずご利益はいただけるのだと確信させていただきました。まだまだ未熟者ではありますが、私の体が続く限り御奉公と朝参詣を続けさせていただきます。(A.K)

平成22年11月発行 乗泉寺通信より