リトミック教室・くんげ会音楽隊

本年1月から、リトミック教室を月1回30分程度行うことになりました。みなさん、音楽やリズムの中で身体を動かすリトミックに参加しお子さん、お孫さんの教育・成長に役立ててみてはいかがでしょうか? 

またリトミック終了後、くんげ会音楽隊の練習を行いますのでぜひご参加ください。くんげ会音楽隊は、楽器を一つ決め年数回の発表の為に練習をしています。昨年は「門祖会・新小学一年生入学お祝い式」「こどもお会式」「婦人会大会」にて演奏させて頂きました。 

リトミック対象:リトミック→未就学児  音楽隊→ 0歳~12歳
場所   :   おしゃべりサロン
日程   :   ①1月27日(日)  ②2月24日(日)
時間割: おかんきん 10時15分~10時25分 本堂
               リトミック   10時30分~11時
               音楽隊    11時        ~11時30分

♪リトミックとは?
リトミック教育はエミール・ジャック・ダルクローズ(スイス/1865~1950)によって創案されたもので、リズムという素材を使い、音楽と動きの結びつき、調和を図りながら、心と身体の一致、協応力を高めることを目指す教育スタイルに特徴があります。現在日本でも舞踏(ダンス)、演劇、幼児教育、障害児教育等でも応用され、指導法として活用されています。

本教室ではリトミックの要素を取り入れながら、歌遊び・リズム遊びを通して、音楽を心と身体で感じる感覚力・集中力を、表現活動・造形を通じて、好奇心を引き出し、自由な発想と豊かな創造力・表現力を養います。

とはいっても内容は「絶対にしなくてはならない」「上手に出来るようにならなくてはいけない」というものではありません。お友達と楽しく遊びながら、お子さんそれぞれのペース、やり方で活動することが大切です。

是非大人の方も「一緒に遊んじゃおう!」と言う気持ちで参加してください。楽しそうな大人の姿を見ることで、お子さんも安心しのびのびと活動できるようになります。

リトミック②くんげ会音楽隊♪
くんげ会音楽隊は、くんげ会の活性化、発展、法灯相続を目的に昨年(2012年1月)から活動を始めました。リトミックの先生に楽器を教えて頂きながら、みなで楽しく活動してます。活動内容は月1回30分程度の練習と年に2~3回の発表を行っております。

昨年は、「門祖会・新小学一年生入学お祝い式」「こどもお会式」「婦人会大会」にて演奏させて頂きました。こどもたちが演奏を行うことで寺内がとても良い雰囲気になると、お褒めの言葉も頂いております。

くんげ会より 


本山奉仕会

平成24年度第2回の本山奉仕(壮年の部)に11月23~25日の3日間参加させて頂きました。加行者は、全国11支庁より28名が集まりました。一日目は奉仕規則、日程表の説明があり、その後、庫裡にて行道参詣の説明を受け開行式が始まりました。 

御講師先導のもと加行者は一列で行道し昇堂。御講有上人導師のもとでのお看経後、尊前へ移動し、御講有上人より訓示を頂きました。植田日事弘通局長からは、日頃のアカを落としてサッパリとした心と体になって帰られる事を望みますとの挨拶を受けました。 

夕看経終了後から御講有上人より「宗風の実践」についての御講話を頂き質疑応答では、加行者に答える御講有の姿に接し親しみの気持ちがわいてきました。その後、分科会では「壮年会の御奉公について」のテーマで、お初水の取り換えの仕方、お佛飯のお供えの仕方、お灰の整え方のお給仕の実践をさせて頂きました。 

二日目、本堂内ぞうきん掛け御奉公後、庫裡にて整列・昇堂して朝看経、御講有上人より御法門を聴聞させて頂きました。 

御教歌 おのが身の為の口唱の万遍は 法のこころに叶はざりけり 

朝食後、開講聖地に行きお看経。その後誕生寺に参詣。梶本御講尊より「本山中心信仰について」の御講話を頂きました。その後大津佛立寺へ参詣。お寺の由来をDVDを拝見、境内では今大路屋敷、常夜燈の大燈籠を見学。再び帰山し、宝蔵の拝覧と説明を受け、夕食後は中村宥恩師より「本山の歴史」についての講話がありました。

三日目、本堂内ぞうきん掛けの御奉公後、庫裡にて整列、昇堂。朝食後徒歩で佛立霊地参詣いたしました。弘通局長より、「感動ご奉公のすすめ」の講義を頂き、庫裡に集合。その後閉行式にのぞみ、弘通局長より勤行証授与と挨拶があり、奉仕長補佐のお礼の言葉で閉行式は終え、感想文を提出し、御供養を頂いてから解散いたしました。

今回の本山奉仕に参加させて頂き、日頃接する機会のない御講有上人や、本山の御講師方の前で、真摯な気持ちでお看経をあげさせて頂くことができ、とても有り難く思いました。 

また全国各地から集まりました壮年会加行者方は、移動の際の判断や動作が早く、日頃の御奉公に励まれている様子がうかがわれました。本山奉仕に未体験の方には、この奉仕会に参加して新たな体験をして欲しいと思いました。ありがとうございます。 

堅信会(S.T)


王子常住寺高祖会

常住寺参詣11月3日、寒気団がきているとの予報でしたが、晴天のお計らいを頂き、王子常住寺高祖会(併修日泰上人23回忌)に川口御導師のお供で、10ブロック31名でお参詣させて頂きました。 

2階の本堂で、私達10ブロックも含め、乗泉寺ご信者100名ほどお参詣させて頂き、力強いお看経をあげさせて頂きました。 

高野清純御住職より自己紹介ご披露の中「このお寺で生まれこのお寺で幼少の頃から日泰上人の優しいそして厳しい薫陶を受け育ちました。そして平成7年から乗泉寺で先輩教務の皆さまからのご教導を頂き、又講務の方々からの御理解を頂戴し、今日を迎えられました。」と清純師のお人柄がにじみ出るお言葉を頂きました。 

御教歌 あの人は信者でありし ひとのため 手本となりて名で教化せよ 

「人の顔が違うように性格も違います。お互いご信者は人の手本となるように日常の行動が大事。そして言行一致が望ましい。御法の為に身をつつしみましょう」という御導師の御法門を聴聞させて頂きました。

団参者一同暖かいおもてなしを頂き、無事に帰路に着きました。(Y.H)


御法様と共に

ありがとうございます。私は今年の5月に父から教化され、佛立信者になりました。私の家は昭和13年から続く佛立信者であり、私で4代目になります。 

小さい時からお会式や年末年始のお参り、寒参詣や夏期参詣などにも家族に連れられてお寺参詣をしていました。しかしそれは、「祖母や両親がやっているから」位の意識でした。社会に出てからは、両親に誘われても仕事が忙しくお寺参詣には行けませんでした。 

ところが、昨年の夏と今年の冬、立て続いて私の祖母が危篤になりました。医者からは明日をも知れないと言われましたが、両親は一生懸命御宝前へご祈願をしておりました。その都度奇跡的に持ち直しました。病院では関係者一同誰もが驚いていました。勿論、私も安堵しました。 

その後、本年、京都本山の青少年の一座へ参詣することが出来、青年会の方々ととても楽しい時間を過ごすことが出来ました。また帰宅後すぐに自宅で、甲御講の準備を両親と一緒にさせて頂く事も出来ました。 

日頃、土日の休みも仕事になることが多く、帰宅時間も夜中になる毎日ですが、出勤する時、帰宅した時には忙しくても御題目口唱を続けています。 

仕事などで気持ちが挫けそうな時にも、御法様と共にあることを感じ心が強くなり元気を頂けます。中々お寺にお参詣することも、ご奉公することも出来ませんが、これからも御題目を離さないようにしたいと思っています。 

青年会T.K


くんげ会合同お講

クンゲ会合同お講ありがとうございます。

10月14日(日)、新座別院において、くんげ会合同お講を奉修させて頂きました。当日は、晴天にも恵まれ、くんげ会15名、一般36名のお参詣を頂きました。 

木本誠法師よりご法門を頂き、歯磨きに例えてお看経の大切さを学びました。 

くんげ会担当の植松よりくんげ会の活動報告がされ、次年度以降の音楽隊の活動紹介がありました。 

その後 みんなでドーナツ作りをしました。自分たちの好きな形に作り、食べきれないほど作りました。とても楽しく充実した一日となりました。(R.M)


水戸・開運寺日立別院団参

大洗海岸回向9月2日、被災寺院支援御奉公として、水戸・開運寺日立別院の高祖会に井上宇慶師と杉並北連合5名、他連合16名の合計22名、マイクロバスと乗用車でお参詣させていただきました。 

前日よりの雨、それも豪雨と聞いており当日も途中は雨でしたが、晴天のお計らいの中、井上宇慶師ご唱導のもと高祖会が無事奉修されました。御法門前に、乗泉寺および各連合からの義援金を贈呈させていただきました。 

開運寺秋山御住職からのご挨拶の中で、本堂を解体しても建て直ししても同じ費用がかかる、今回地震で被害を受けた2階の外壁をベニヤ板で仮補修している、等のお話を伺いました。 

御供養の後は大洗海岸で、参詣者一同海に向かい御回向のお看経をさせていただきました。この大洗海岸には福島方闇より多数のご遺体が流れ者いたとの事でした。

御回向の始めの頃は天気も良かったのですが、途中から雨が降り、亡くなられた方々の喜びの涙ではないかと思いながらお看経をさせていただきました。(Y.O)


青少年の一座

仏立ミュージアム8月4日、5日の両日にわたり、本山宥清寺において、第4回青少年の一座が開催されました。4日は前夜祭と称して、本山へお参詣後、本年、7月6日に新たに竣工された京都佛立ミュージアムを見学し、引き続き交流会へ参加させて頂きました。 

佛立ミュージアムでは、俗画さとし絵展が
開催されていて、開導聖人が愛用されていたご遺品を見学することが出来、大変勉強になりました。 

交流会は、一つのビルを貸し切って、全国から約800名の青年会が一同に集まり、楽しく交流させて頂くことが出来、また寺院によって、異なる地域性などを活かした様々な御奉公のすすめ方を学び、大変な刺激にもなりました。 

翌日、5日は青少年の一座が本山宥清寺において午前10時半より奉修されました。全国より寄せられた青少年の信行体験談を拝見し、7月に晋位晋山式を終えられたばかりの佛立第二十五世講有山内日開上人よりご唱導を賜り、参詣者一同は感動の中で御題目口唱をさせて頂きました。 

御教歌 生れ来て しぬる習ひは おなじ世に われ法華経に あひにけるかな 

御講有御法門人として生まれた私たちには、生老病死の苦しみを受ける運命を避けることは出来ないが、この度の一生で、本門佛立宗のご信心にお出値いし、佛立菩薩としての生き方を学ばせて頂ける我が身の果報を受け止め、人生の様々な人との出会い、ご縁を大切にして、人助けの御奉公に邁進しましょう。とお教えいただきました。 

なお両日とも大変な猛暑で途中、数名が体調を崩しましたが、お計らいで参詣者81名全員が無事に帰山させていただきました。 

今回の青少年の一座へのお参詣に際し、第5支庁、乗泉寺、乗泉寺布教区、各ブロックより志し篤い援助金を頂戴致しましたことを、この場をお借りして、御礼を述べさせて頂きます。 

今回の一座へのお参詣で学び得たことを、今後の乗泉寺発展のお役に立たせて頂けるよう教養会一同、精一杯御奉公に努め励ませて頂きます。 (K.K) 

主催者が撮影した動画がユーストリームにアップされていますので、ご紹介いたします。青少年の一部始終が体験できます。こちらから動画を見れます。


ハッピーウェディング

本堂結婚式5月吉日、青年会で一緒にご奉公させて頂いていた信友が乗泉寺本堂にて結婚式をあげました。

お相手は、乗泉寺の教務…今流行りの僧職系男子でありますが、出会いは乗泉寺で開かれている習字教室だそうです。初デートは野球観戦、プロポーズは某遊園地…なんとも微笑ましい限りです。 

式当日は晴天に恵まれ、暖かな日差しの祝福を浴びながら境内の竹林での写真撮影。その後回廊を歩み本堂へ。和楽器による宗歌のBGMとともに参列者の祝福を受けながら新郎新婦入場。

乗泉寺御住職のもと、厳粛な雰囲気の中始まりました。三三九度、新郎新婦による誓いの言葉、指輪の交換…友の結婚式に参列でき、感動。記念撮影の後、披露宴会場へ。 

お寺のご奉公にも友人との関わりにもまっすぐで、常に思いやりの心を忘れない友人、これからもご信心という絆とともに暖かく幸せな家庭を築いていってね。お幸せに!! 

結婚式の形って色々ありますが、お寺での仏前式も和の味わいがありオススメです。ちなみに、私も三年ほどまえにこちらで結婚式をあげました。ウェディングドレスでしたが…。乗泉寺はモダンな境内ですので、写真の思い出にも人生にも素敵な1ページが撮影出来ます。 

次のhappyは誰かしら(*^^*)

青年会 M.H


私に出来ること

ありがとうございます。本日は、お参詣の皆様方にとって、自分の大切な人にご信心をお伝えしていく御奉公の参考になればと思い、私自身の体験談を発表させて頂きます。 

私は、信行相続の三代目で、両親は勿論ですが、特に祖母の生前のご信心前、帰寂した時の安らかな顔と姿を拝見し、日頃から教えて頂いておりますご信心第一の生活の大切さを祖母の姿から学ばせて頂きました。 

私自身が頂いた最初の御利益は、小学五年生の時、弱小だった野球チームで、どうしても上級生と一緒に優勝したいと思い、母親の勧めで十本祈願(お線香十本の御題目口唱)させて頂き、見事所属するチームが優勝致しました。そのような事の積み重ねから、願えば叶う嬉しさ、有り難さを徐々に知りました。 

今までは、家族も病気をすることなく、皆健康で、日々無事の御利益を感得しておりましたが、昨年姉が、三十三才の若さで乳がんと診断され、家族は勿論、沢山のご信者さんのお助行、お励ましを頂き、周囲の予想を遙かに超えた驚異的な回復、健康のお計らいを家族一同感得させて頂くことが出来ました。 

さて、私が現在の妻とお付き合いをしていた当時、彼女を大切に思うようになればなる程、私がご信心をさせて頂いていることを、何とか伝えようと思うようになりました。そして、ある時、自分なり言葉で素直に気持ちをぶつけました。それが良かったのか悪かったのかはわかりません。当時はご信心の事ではよく喧嘩もしました。また結婚するかどうかも、私は全て御宝前にお任せしていたので、とにかく沢山お看経をさせて頂くしかありませんでした。 

ご信者でない方とのお付き合いは、正直言って面倒くさい、大変だと思いました。しかし、誇りを持ってご信心している身として、自分自身に負けたくない気持ちも強かったので、私は、難しい宗義などで妻を説得させようとはせず、「あの方は、お参詣で病気が治った。」、「御奉公をして、こういう御利益を頂いた」など沢山の御利益談を話しました。 

後は根気よく、妻の話を聞くことにしました。妻との対話の中で、生まれながらのご信者という立場では、気がつくことが出来なかった視点や考え方もわかり、自分の思いばかりを相手に伝えよう、分かって貰おうと一人よがりな考えではいけないのだという、当たり前と言えば当たり前のことを学ばせて頂くことが出来ました。 

ご縁があって博多光薫寺のご住職に、妻のことを相談したことがありました。そのご教導の中に、「押し付け信心ではダメ!相手を尊重して相手の家族や先祖も大切にする気持ちを忘れてはいけません。一番は朝参詣ですよ。焦ってはダメです。」とご指導を頂いたことがあります。まさに自分自身に対する言葉であると受け止め、現在まで真摯に実践するように心掛けております。

まだまだ私も彼女も、ご信心の上では、一緒にスタート地点に立った段階であると受け止めています。私としては、もっともっとご信心の有り難さを彼女に知って貰いたいと思っているので、先ずは自分自身がより一層ご信心を増進させ、妻が驚くような現証御利益を一緒に目の当たりすることが出来ればという願いがあります。 

今、一緒にご信心させて頂くようになり、妻に対して「本当にありがとう」という感謝の気持ちで一杯です。今回妻へご信心をお伝えする上で、学ばせて頂いたことや苦労した経験を生かして、今後は、自分自身の大切な友人や縁のある知人、ご病気などで悩まれている方々へ自信をもって御題目のご信心をお勧めしていきたいと思います。(あゆみ会 K.T) 

開導会青年の一座より


佛立信者の家庭に嫁いで

ありがとうございます。本日お参詣の皆様のように熱心なご信者とは言い難い私が、本日このような場で皆様にご披露させて頂くのは大変心苦しく、恐縮しております。私は、二〇〇七年に主人と結婚し、ご信心に触れるようになりました。主人の家は、祖母の代からのご信者で、主人は3代目(母方から数えると4代目)にあたり、生まれた時からご信心一筋です。 

一方、私は、特定の宗教をもたない家庭で育ちました。本日は、私がご信心を受け入れるようになっていった心境の変化を、皆様にお伝え出来ればと考えております。 

結婚するだいぶ以前になりますが、交際を始めて数カ月が経過した頃、主人より「自分には信仰している宗教があり、毎朝お寺にお参詣させて頂いている」といった話を聞きました。正直なところ、私は宗教に対してそんなに良いイメージは持っておらず、主人の話に「これはなんだか雲行きが良くないぞ?」と一抹の不安を抱きました。 

その後、主人より初めてお寺に連れて来て貰い、本堂で大勢の方が大きな声で「南無妙法蓮華経」とお唱えしている姿を拝見し、その一心不乱な様子に少なからず衝撃を受け、主人の信仰に対する私の不安は確信に変わりました。「別れるべきか、もう少し様子をみるべきか・・・」と思いましたが、主人やその家族は本当にとても良い方々で、ご信心が悪いものではないと感じたので、そのまま数年お付き合いを続けました。 

お付き合いする中で、徐々にご信心に対する抵抗は弱まってきましたが、結婚に踏み切るにはやはり大きなハードルでした。主人とは何度も話し、喧嘩も沢山しました。本山・宥清寺の本堂でプロポーズしてくれた際に、「南無妙法蓮華経って十回言って」と言われましたが、何かが心につかえ、一回も言えませんでした。主人の「すぐに信じなくてもいいよ。赤ちゃんに一から教えると思って少しずつ伝えていくから。」という主人の言葉を信じ、結婚を決めました。 

結婚してからは、熱心なご信者である主人に連れられてお会式にお参詣したり、お講に参加させて頂いたり、当時の住まいの近くにあった板橋・信泉寺に週末だけ朝参詣させて頂いたりしましたが、お寺に対するイメージはそんなに変わらなかったように思います。それでも主人は、ことあるごとに私をお寺へ連れて行き、「お寺に来れたからご褒美あげるね」とお菓子などをくれ、プロポーズの際の宣言通り、本当に赤ちゃんを手名付けるかのような行動をとり、私も段々それが微笑ましくなっていきました。 

マイナスからのスタートだった私の気持ちが少し肯定的になったのは、二〇〇八年の夏に乗泉寺で行われた「第二回青少年の一座」に参加した際です。当時、私はまだ「南無妙法蓮華経」と御題目をお唱えすることに大きな抵抗を感じており、一座に参加してはいてもただ座っているだけでした。 

終了後、境内に設置されていた「大切な人へのメッセージ」の中に、主人から私に対するメッセージを見つけました。そこには「いつもありがとう。これからもずっと仲良く、いつの日か一緒に寂光参拝がしたい。」という旨が記載されており、胸に迫るものがありました。

その後、徐々にではありますが、ご信心に対する不信感が消えていき、お寺にも少しずつ足が向かうようになりました。お参詣したり、お看経したりすると主人が喜んでくれる、褒めてくれるというのがあったからかもしれません。昨年の一月からは、自宅の近所にある大塚・遠妙寺へ毎日朝参詣を続け、いつのまにか日課になりました。自宅のご宝前では、朝夕のお看経が中々出来ていませんが、朝晩のご挨拶だけは必ずしています。ご挨拶を欠かすと、不吉なことが起こるかもしれないと感じますし、職場等で嫌なことがあった日でも一応ご挨拶はします。 

振り返りますと、私のご信心に対する気持ちが変わっていったのは、主人の見返りを求めない強いご信心があったからですが、それ以外にも、お寺の皆様が常に優しく接してくれたお蔭であると思っております。たまにお講に参加すると、第一ブロックのあゆみ会の皆様はとても歓迎して下さいましたし、他寺院でも温かい笑顔を下さいます。また。主人の両親は、ご信心に対し熱心ではない、ふがいない嫁である私に大変優しく接してくれ、いつも尊重して下さいます。 

主人や周りの皆様の期待に応えるようになれるかどうか、現時点ではわかりませんが、今後もゆっくり一歩一歩ご信心に触れていけたらと思っております。(あゆみ会 A.T)

開導会青年の一座より