私と本門佛立宗との出会い

私と妻とは、結婚してはや足掛け四十三年にもなりました。この長い年月一家を構えている中には当然俗に云う山や谷が何度も現れ、それを乗り越えなければならない状況が多くありました。 

私と本門佛立宗との御出会いは、妻の実家に初めて訪問した時、立派な御戒壇上の真っ黒な御尊像を目にして驚き、その所以を妻や義父母に訊ねた時からでした。 

私の生まれ育った家は他宗で、実母以外は毎日仏壇に手を合わせる習慣もほとんどなく、私自身もそういう環境の中で、宗教に対する関心もうすい日々を送ってまいりました。当初は妻の実家での熱心なお看経が理解できず、何となく今までの環境に大違いの為か、にわかには入って行けない様な感じをもっていました。 

しかしながら長男が生まれた頃から、熱心な妻の説明で家庭の中心になる強い物の考え方、正しい生活態度、先祖への敬い等々、妻が佛立宗に対して熱心に全力で打ち込んでいる姿勢が、この宗教に何かこの家に良い事をもたらしてくれるものと確信できる迄に至っておりました。 

私自身二十四年前に、交通事故の被害者になった状況から見ております。普通では助からない中、命を失う事もなく、後遺症に悩む事もない日々を送れるのも、以前の私でしたら、ただの偶然、運が良かったとだけで終ってしまうのを、妻を始めとする厚い信仰のおかげを感謝し今ではできるだけ、朝晩二回のお看経に一家一族の安泰と元気にいつまでもお看経が続けられますよう願っております。ありがとうございます。(S.S)

御教歌      今迄は物ぐさかりしお唱へも いそぎたのしむ身とぞなりぬる


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