信心を起こす

私たちの信仰では、教えどおりに御題目をお唱えしますと、必ず現証御利益がいただけるものです。

この現証御利益は、御題目のお力である「経力」と、仏様の大きなお慈悲の「仏力」、私たちの信じる力の「信力」が合わさった時に頂けるのです。

ちょうど、崖の上から仏様が御題目というロープを下界の私たちに下げてくださり、私たちを助けようとされているようなものなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、私たちは浅はかな知恵で、「このロープは大丈夫だろうか?」「引っ張ってくれる人の力は大丈夫か?」と疑ってしまうのです。

この疑いの心が御利益感得の邪魔をして参ります。

疑いの心を無くすためにはどうすればよいのか?

それは、心の如何にかかわらず、口唱、参詣、御奉公を実践することであると、十五世日晨上人は仰せです。

半信半疑でも実践をして、御奉公を続けていきますと、必ず御利益が頂けて、有り難さを実感することができます。

心であれこれ考えても、中々前に進めることはありません。どうぞ、一緒に信心修行をさせていただき、幸せの一歩を踏み出しましょう。

開導聖人御教歌

「うたがひのつみはほろびて信心の おこる所を御利益としれ」


Gohomon words

17. Bodhisattva practicing

  In addition to chanting the Odaimoku, we’re stressing “the Bodhisattva practicing” as well. A lot of people are suffering from business, human relations, illnesses, natural disasters and others in this modern society. The Bodhisattva practicing is recommending chanting the Odaimoku to such people. We can also accumulate the merits while helping others through the Bodhisattva practicing.

  御題目口唱に加え、私達は「菩薩行」を重視しています。この現代社会では、多くの人が仕事、人間関係、病気、自然災害などに悩み苦しんでいます。菩薩行とは、そうした人々に御題目口唱をお勧めする修行です。菩薩行を通じて他の人を救う事で、私達もまた、その功徳をいただく事が出来るのです。

*1. Bodhisattva practicing: 菩薩行

尚、上記には私見が含まれています。


油断大敵

開導聖人御教歌

「手習は坂に車をおす如く​ 油断をすればあともどりする」

近頃は、御講席にも手押し車を使ってお参詣される方が多くなりました。

けれども、この車を押しながら坂道を上っていく時、うっかり油断して力をゆるめてしまったら、後ろへずるずる後退していってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御教歌上の句に示されている「手習い」すなわち書道にもこれと同じようなところがあり、油断をして普段の練習を怠っていると、上手く書けなくなってしまうこともあります。​

信心修行も同様で、日頃の口唱信行を怠っていると、功徳を積むことはできません。
何ごとにおいても、油断の無きよう精進させていただきましょう。

Gohomon words

16. Buddha’s teachings in the past, present and future lives

  The Buddha’s teachings aren’t aiming at the present life only. We’re daily chanting the Odaimoku to eliminate our sins accumulated in the past life and repeatedly transmigrate in the world of Bodhisattvas for chanting and the Bodhisattva practicing.  

  仏さまのみ教えは現世一端のものではありません。日々私達が御題目をお唱えさせていただくのは、過去世の罪障を消滅させ、来世も菩薩界に生まれ変わり御題目口唱・菩薩行に励ませていただく為です。

*1. Buddha’s teachings in the past, present and future lives: 三世に亘る仏さまのみ教え

*2. Bodhisattva practicing: 菩薩行

尚、上記には私の私見が含まれています。


時間の有効活用

NHKが、「一日のテレビ視聴の平均時間」を発表しています。

それによりますと、平日は一日平均約3時間、日曜日になりますと一日約4時間、私たちはテレビを観ているということです。

そして、年齢が上がれば上がるほどテレビを観る時間は増え、70才以上の世代は一日6時間程テレビを観ているそうです。

テレビを観て知識を得たり、リラックスをすることも大事なことですが、何となくテレビを観て時間を過ごしていては、勿体ないことと申せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

何か一つのことに目標を定め、毎日こつこつ時間をかけて努力精進していきますと、数年後には驚くほどの成果が現れることもあります。

ご信心の上でも、毎日コツコツ口唱に励んでまいりますと、数年後には大きな功徳を我が身に頂けていることになります。

誰にでも時間は同じだけ与えられています。時間を有効に活用する工夫を、日頃より考えて行動することが大事です。


よき友とは?

私たちは今生を生きていく上で、何人もの友達と巡り会うものです。

気の合う人、話しが面白い人、趣味が同じ人など、様々な理由で私たちは友達を選んでいます。

その友達が、良い影響ばかりを与えてくれれば、大変結構なことですが、時としてお互いに足を引っ張り合い、悪い方向へ進んでしまうこともあります。

 

 

 

 

 

開導聖人は御教歌に

「何事も友が大事ぞよき友は わがおこたりをせむるものなり」

とお示しです。

自分の怠りや欠点を、ハッキリ指摘してくれる人を良き友としなさいと仰せです。

自分の欠点を指摘されますと、耳が痛くなるものですが、欠点を改めることができれば、人として成長をすることができます。

そのきっかけを与えてくれる人を、良き友として付き合うよう心掛けていきましょう。


Gohomon words

15. flowers and candle light

  Besides food and drinks, flowers as well as candle light are also offered to the Gohozen. Flowers and candle light mean the Buddha’s life and his wisdom respectively. Thus, we need always offer fresh flowers to the Gohozen.

 食べ物と飲み物の他に、お花とお灯を御宝前にお供えいたします。お花とお灯は、それぞれ仏さまの命と仏さまのお智恵を意味します。ですから、御宝前にお供えするお花は常に新鮮なものでなくてはなりません。

尚、上記には私の私見が含まれています。