善因善果・悪因悪果ということ

仏様の教えの根本は「因果」の教えです。「善因善果、悪因悪果」と言いまして善い行いには良い結果が、悪い行いには悪い結果が必ず顕れるのでございます。末法の世に生まれる私達には、過去世において法華経を謗ってきた行いによる悪因、罪障がたくさんあるのだと教わります。

そして、この罪障はいつどこで、どの様な形で災いとして出てくるかは分かりません。しかし私達は普段、何事も起こらない事を当たり前の様に考えて、自分の身に災難が降り掛かって来るまで、罪障の存在を甘く考えている事がほとんどです。そして苦しみが訪れて始めて、ようやく自分の罪障を自覚するのです。

この罪障を消滅して、御利益を頂くためにはどうすればよいのかと申しますと、まずは御題目に一心におすがりして口唱に励む事ことが肝心です。また、日頃からお寺にお参詣して、御法門を聴聞させていただく、すすんでご奉公をさせていただくことが大切です。そうやってご信心をさせていただくなかで、罪障も消滅でき、知らず知らずのうちに御利益がいただけ、その喜びによって信心も増進することができるのです。

そして、御利益を感得させて頂いたなら、その御利益を他の人にも伝える教化折伏の菩薩行に励むことで、より罪障を消滅させていただき、さらに結構な御利益を感得できるのです。

悪因の罪障を消し去り、善因となる功徳を積ませていただけるよう、口唱信行に励むことが大切です。

御教歌

わがつみのきゆるよすがと唱ふるや 妙(たえ)のみ法のこゑぞたのしき


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