医は仁術

昨年の12月25日、激しい腹痛に耐えられず、救急車を呼んで大学病院へ行きました。検査の結果、ヘルニアのため腸閉塞を発症していることがわかり、夜中の2時頃から緊急手術を受けました。

その手術の前に、体内に溜まっている老廃物を外へ出すため、鼻から管を通さなければなりませんでした。その時、辛そうにしている私を見た看護婦さんから、「苦しいでしょうけど、我慢してくださいね。」と慰められました。また、手術室へ入る前にも看護婦さんが、「手術、頑張ってくださいね。」と励ましてくださいました。

そして、手術が無事に終了し、私の病状が良くなっていくにつれ、先生も看護婦さんも、「経過が順調でよかったですね。」と口々に言ってくださいました。このような暖かい言葉に、私はどれほど励まされたかわかりません。

お医者さん勿論、患者の病気を治すためには、医療的な技術が第一に不可欠です。しかし、それと同時に、「医は仁術」という言葉の重みを、この度の入院を通じて痛感いたしました。

少なくとも、今回私がお世話になった病院の先生や看護婦さんは、喜びも悲しみも患者と共にする共歓共苦の姿勢で、医療に当たっておられました。

これこそ正しく、私共佛立教講のあるべき姿ではないでしょうか。お互い、このような方々を見習って、一人でも多くの人と共に、喜びも苦悩も分かち合いながら、功徳の道を歩んでいく真の菩薩行に、日々邁進いたしましょう。

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