立教開宗

お祖師様が立教開宗するにあたり、十二歳で小湊の清澄寺に道善坊を師匠として入寺しました。当時、師匠の道善坊は念仏を唱えていたようですから、清澄寺は浄土宗系のお寺のようでした。

そして、お祖師様は得度し名を蓮長と改め、様々な疑問が脳裏にわき起こりました。其の代表的な疑問が、仏のみ教えがなぜ八宗・九宗というように数多く分散してしまったか、仏の真意を求めるため、お祖師様は十数年に渡り、鎌倉・三井・京都・比叡山方面に遊学に出るのであります。

この遊学の間、お祖師様は、浄土宗、禅宗、真言宗、儒学、国学、歌道等を学び、仏の一切経をも読破したのです。このようにして、お祖師様は十数年に及ぶ遊学の後に、仏の真実の教えは法華経であると言う確信に至り、故郷の房州に帰られたのです。

一方、故郷の清澄寺では長い遊学から戻られた、蓮長の有り難い念仏の御説法を早く聞きたいと人々は念願していましたが、しかし、師匠の道善坊は念仏を唱えていましたし、地頭の東条影信、清澄寺の人々は熱心な念仏の信者でした。

その様な人々の前で、お祖師様は突然仏様の真実の教えは法華経のみであると他宗をすべて否定するわけでありますから、人々の反発が予想されお祖師様は悩みに悩んだわけです。

このことをお祖師様は御妙判の中で「いかんがせん、いはんとすれば世間をそろし止んとすれば仏の諫暁のがれがたし、進退此に谷れり。」と仰せであります。

そして、このような苦悩を経て、建長5年4月28日お祖師様が、清澄山上に於いて、初めて旭に向かって声高らかに上行所伝の御題目をお唱えし、立教開宗を宣言され、名を日蓮と改めたのであります。

蓮お祖師様の生涯には、様々な奇瑞が顕れたと、言い伝えられています。先ず、お祖師様がお生まれになったとき庭には清水が涌き、季節外れの花が咲き乱れ、海には鯛が群れを作って飛び跳ね、立教開宗には旭のそらに鶴が舞ったたと云われています。

 

そして、もっともお祖師様の不思議な現証は、龍ノ口の首の座に於いて、まさにお祖師様が首を切られそうになったときに鞠のような光り物が顕れ、お祖師様の命を奪うことが出来なかったと云うことです。

このように法華経の行者にはいざというときには、仏祖が諸天、諸菩薩を使わせて、御題目の信者を護らせ給うと言うことであります。このことを佛立信心では現証の御利益と言います。

又御経には「随処楽」と説かれ、仏様の真実のみ教えである法華経本門の御題目を謗法の汚れなく、御題目を我も唱え人にも勧める、菩薩行に励む信者には幸せがついて回ると言うことであります。

毎年、4月28日のお祖師様が立教開宗記念日では全国の佛立寺院では口唱会等が行われ、私共信者は教化折伏の御弘通御奉公に励ませていただくのでありますが、私達信者は臨終の夕べには寂光の本宮に於いて、仏様より御奉公ご苦労様と言われるような信行御奉公をお互い心懸けたいものです。

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