ちり紙の使い方から

以前、青森に住んでいた頃はお師匠様から直接ご教導を頂くことができましたが、現在はお師匠のお膝元から離れておりますので、むかし教えて頂いたことを思い出すようにしております。

入寺当初、師匠から褒められるよりも叱られることが多く、自分では素直にさせて頂いているつもりでしたが、お師匠には全く逆に映っていたのだと思います。

お師匠からは、「師匠仕えをまじめにしっかりやれば、三年、五年、十年それ以上の年月を経て、その有り難さが実感できるから、とにかく自分考えの我を通すのではなく、言われたらハイと返事をして、すぐに行動しなさい」と毎日のように言われ続けておりました。

その中の一つに、チリ紙の使い方があります。これは入寺して間もない頃の出来事です。私が何気なく鼻をかんでいたら、

不満顔「なんでそんな使い方をするんだ」
「えっ、いつも通りです」
「その使い方ではもったいない」
「申し訳ございません」
「こう使わせていただくのだよ」

本当ならばすぐに「申し訳ございませんでした」と、自分の非を認めてあやまらなければならないのに、つい我を張ってしまったのです。きっとお師匠は、何が悪いんだという不服そうな私の顔をみて、すべて見抜かれていたことでしょうが、それでも懇切丁寧に教えてくださいました。

「お寺のものは祖師のもの、節約するは我らのつとめ」とあります。そのチリ紙一枚もお祖師さまのものであり、少しもムダにしては自分の果報がなくなり、チリ紙も使えないような身の上になるんだと教えてくださいました。

からといって、お祖師さまのものまでもケチるわけではありません。御宝前のこととなれば、お初穂、お賽銭、ご有志などを日々気持ちよくされておりました。

お寺のお祖師さまの懐が少しでも大きくなるようにいつも考えておられ、自分がひもじい思いをしても弟子の養成をしなくては、自分が得度させていただいたご恩返しにならないと、お師匠はおっしゃっておりました。

まだまだ私は自分考えが強いので、今後自分がまた読み返すときに役に立てばと思い、お師匠から教えて頂いたことを簡単ですがまとめさせていただきました。

お師匠のまねごとでも良いから実行できるように努力精進させていただきたいと思います。みなさんも良い果報が身に付くように、日々の御法門で教わったことを素直に実践させて頂きましょう。まずはお参詣から。

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