不浄の料理

こんな仏教説話があります。昔、広大な庭を持った地主がいた。地主は庭の手入れのために大勢の職人を雇い入れて、朝早くから夜遅くまで働きどおしに草木を刈り取ってもらった。 

地主は職人たちに一日の労をねぎらうために、料理人に最高級の肉と野菜をつかったスープを作らせた。ちょうど料理が出来上がった時、一羽のトビが食卓の上に舞い降りてきてフンのついた爪で料理をかき回した。 

料理人は慌ててトビを追い払ったが時すでに遅く、料理の中にフンのかたまりが入ってしまった。料理人はすぐにフンを取り出そうとしたが、スープにとけ込んでしまった。料理人は、しばらく料理をながめ、もう一度、夕食までにこの手の込んだ料理はつくれない。スープを口に運び、味には変わりがないことを確認し、このまま食べていただくしかないと食卓にスープを出した。 

職人たちは、このスープを口々にほめ喜んで食べました。そして、料理人にも「遠慮しないで私達と一緒に食べましょう」と勧め、料理人は職人が親切に盛ってくれたフン混じりのスープを受けとると喜んで食べた。というお話です。 

空腹の職人がスープを美味しく食べるくだりは、快楽をもとめ欲望を満たすことを喜びとし、今の生活を送っている我々人間のことを言っており、料理人が不浄の料理と知りながら口にしたくだりは、目先の喜びは苦しみの原因であることを知りながらも、あえて人と同じ喜びを持ちながら、人々を教え導く菩薩のことさしているとのこと。 

開導聖人は法華経の行者について
「かもめが水の上に浮かんでいるのをみると、いかにものどかで楽しそうである。しかしその足は休み間なく水をかいている。法華経の信者も同じように、どうにかして迷っている人達を正しい教えで救いたいものだと、皆と同じ生活を送りながら、心はいつも休みなく他の幸せを願っているものだ。」と仰せです。 

法華経では「如蓮華在水」と説かれています。レンゲは泥沼の中からきれいな花を咲かせるように、あなた達は自分の心身が不浄であると知っていても、周りの人達へ良い影響を及ぼせるように勤めなさいと、仏様はお諭しです。 

お互いも、世の中を少しでも浄化をしていきたいという心をおこして、周りに明るさとやさしさ、笑顔と元気。そして御信心の大切さ、有り難さを伝えていきたいものです。そうしたところに、本当の心の安穏、真の幸せを感じることができるものなのでしょう。

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