人財育成

人財育成は恐らく、どんな会社でも課題になることの一つであると思います。私共の本門佛立宗でも、信行相続や育成御奉公という問題と真剣に向き合って行かなくてはいけない時期であると考えます。 

先日、「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」(福島文二郎著)という書籍を読みました。著者本人が、1983年、第一期の正社員としてオリエンタルランドに入社し、以来、人材養成を中心に現在でも様々な分野で活躍されておられます。 

「ディズニーの教育研修やしくみの背景にある基本的な考え方は、規模や業種・業態を問わず、すべての会社・組織に共通するもの」という理念との言葉通り、なるほど、佛立宗の育成御奉公にも概ね直結出来るようなヒントがいくつもありました。 

表紙に[「素質」は問わない。チーム全員がリーダーになる法則]とあります。どの組織においても課題でありますが、まさに私たちが目指していることでもあります。そんな意味で、本書をご信心の場面に置き換えてみますと、「そうだなー」と思うなことばかりです。 

◇「叱る」というコミュニケーション能力を徹底的に指導している。

基本姿勢としては、①叱る前に褒める。②叱った後、フォローする。プライバシーとか、個人主義の時代と表現される時代ですから、改善点を目にしても、耳にしても、ついつい面と向かって注意は出来にくいものですよね。そこで、メールで相手に注意するようなこともあるかも知れませんが、文章というのは、取りようによっては誤解を生んでしまうものです。 

ディズニーでは、まず「①現場で、②面と向かって、③具体的に注意する」ことを徹底しているそうです。「叱る」が「お折伏」という意味だけではありませんが、このスキルは、佛立宗としても大切なポイントになりますから、出来得れば具体的に身に付けるにこしたことはありません。

◇「教える喜びを感じない」と後輩は育たない。

ディズニーでは、後輩の指導に「トレーナー」と呼ばれるアルバイトが担当します。トレーナーになっても、給料が上がるなどの金銭的な対価はないそうです。それよりもトレーナー達は「自分がトレーニングすることによって成長していく後輩の姿を見ることが嬉しい」と云います。そしてその後輩も、次なる後輩へ伝える、という良いサイクルが生まれているのです。 

ポイントとして、①教える内容や教え方が具体的で論理的であることだそうです。確かに上司や先輩に教えられた通りに行動したところ無駄があちこちで出てしまえば、後輩に不信感を与えかねません。また、②相手の心理状態もしっかり配慮をすること、③熱意をもって相手に指導するという三点が人材養成の大きなポイントだそうです。どれも育成の現場では必要不可欠なことと感じました。 

◇「人は自分が扱われたように、人を扱う」

①ゲスト(お客様)対して接するように、後輩を迎え入れる。②親しみを込めた笑顔で後輩に挨拶する。③先輩の姿勢が暗黙のメッセージになり、後輩には無意識に伝わってしまう。④所作振る舞いを通して仕事をするべき時のあるべき姿をみせる。⑤自然な笑顔や挨拶により後輩がよりスムーズにディズニーの世界へ入ることが出来る。 

私も含めて、後輩は、上司や先輩の姿をよく見ています。当然ですが、先輩が良い手本や模範とならせて頂かなければなりません。と、ごくごく当たり前のことのようで、つい私も含めて、偉ぶったり、ぞんざいな態度や姿勢を見せてしまうことがあります。「人は自分が扱われたように、人を扱う」という言葉を、良い意味で「反面教師」とさせて頂き、上記5項目を、育成の現場で活用させて頂きたいです。

◇「見て覚えろ」では後輩は育たない。

どのような組織でも、新人の育成には問題点を抱えているようですが、私も「見て覚えろ」、「目で盗め」という指導を、アルバイトをしていた学生時代から、よく聞かされました。今でも伝統的な職業程、何故かこうした指導を重んじているように思います。しかし、ディズニーでは、こうした指導方法を、①顧客満足度の低下、②後輩のやる気を下げる。③後輩が先輩になった時に、自分の後輩を上手く育てることが出来ない。と嫌います。

 

確かに、こうした指導方法が功を奏することもあるでしょうが、一般的には「先輩は何もしてくれなかった」と思われるかも知れません。ディズニーでは、後輩の働きがい、やる気を持たせることに重点を置いていますから、オープン以来、試行錯誤を繰り返しながら、徹底的に精査された後輩を育成する為の論理的で、合理的なトレーニングプログラムを確立をしているとのことです。

 

特に、こうした指導プログラムの必要性を感じております。口伝などが多い世界ですし、「(あの人は)言った、言わない・(今までは)やっていた、やってない」なんて土台から、脱することが出来ないのも勿体ない話です。(よくわからないかも知れませんが)

 

ご信心は目に見えないこともお伝えしていかなくてはなりません。ですから、しっかりと相手によって順を追い、まずは目に見えた部分からの指導、育成方法を確立すべきではないかと思います。

 

そんなことも踏まえつつ、ディズニーの指導プログラムは、大きな改良のヒントになりうるのではと感じております。まだまだ、奥が深いんですが、国語力不足の為、まだ半分もまとめ切れておりません。また自分の為にも改めて書評を述べさせて頂きたいです。

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